独占欲全開の超イケメン俳優と秘密の同居生活始めます!
亜希斗さんが吐く白い息。


現れては消えていく…


『好きだったら…俺に抱きついて来て…ここには他に誰もいないから』


そ、そんな…


自分から亜希斗さんに抱きつくなんて…


そんな大胆なこと絶対出来ないよ。


『亜希斗さんのことは…もちろん好きですよ。でも…』


私は、モジモジして動けないでいた。


『そんな、人間として好き…みたいなのは要らない。男として好きか?って聞いてる』


大智と同じこと言われた…


男として…って…


そんな質問、突然過ぎるよ。


私は…


亜希斗さんのこと…


『言わないつもり?雅妃は、俺と同じ気持ちだと思ってたのに』


その真っ直ぐで、全く曇りのない瞳を見たら…


私の本当の気持ち…


全部話してしまいたくなる。


『だったら…俺が言う』


何を?


やだよ、何を言うの?


私、心の準備、全然出来てないよ…


『俺は、雅妃が好きだ。ずっと…想ってた。雅妃が来ないなら、俺から行く』


あ…


ちょっと…


亜希斗さん…
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