独占欲全開の超イケメン俳優と秘密の同居生活始めます!
でも…


そうは思っても…


何だか、私…


亜希斗さんに甘えたいって…


変な気持ちになってる。


『身分や見た目が違うなんて、そんなことは1ミリも考えるな。雅妃の瞳…すごく綺麗だ。この顔も髪も全部…俺はたまらなく好きだ。お前の全てを…俺のものにしたい』


嘘だよ…


亜希斗さん、自分の立場分かってる?


あなたを愛してやまないファンの人達が、世界中にどれくらいいるか…


『…』


『まだ黙ってるつもり?俺の言ってること…わからない?』


ダメだ…


私、立場をわきまえず、全部言っちゃいそうだよ…


『…ご、強引…です。私…亜希斗さんのこと…本当は…』


一つ一つ言葉を絞り出す。


『本当は?』


亜希斗さんは、私のすぐ目の前に顔を近づけた。


『…す、好き…です。私、亜希斗さんのこと、男性として…好きです。すみません、私なんかが大それたこと言って…でも…私…』


言っちゃった…


その瞬間、嘘みたいに、我慢してた涙が溢れ出して…止まらなくなってしまった。
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