独占欲全開の超イケメン俳優と秘密の同居生活始めます!
亜希斗さんは、どうして私を…


こんな私なんかを選んでくれたんだろう…


あの夜、私を抱いてくれたのも夢じゃないんだよね…


あれから、同じ部屋にいても、亜希斗さんは何もしない。


恥ずかしそうにキスだけして、お互いそのまま眠るだけ…


私…


愛されてるのかな?


亜希斗さんは、何も心配するなって言うけど、だけど…


やっぱり、不安だよ。


そんな私とは違って、花楓さんは芸能界でこれからも活躍していくんだと確信する。


「きっと、彼女は大女優として上り詰める」


って、亜希斗さんも言ってたし…


きっと、素敵なイケメン俳優さんにまた恋をして…


いつか、素晴らしい人と結婚するんだと思う。


でも、私は…


これからどうなるの?


「体が欲しかっただけ。お前とはもう終わりだ。もう、飽きた」


なんて…


そんなこと言われたら…


どうしよう。


私…


こんなにも胸を熱くするくらい、亜希斗さんを好きになってしまったから…


もう、いまさら突き放されたら…


つらすぎるよ…


「お願い、離さないで…」


こんな私がこんな願い、身の程知らずで厚かましいし…


本当に…


全てが夢を見てるみたいで…


私、毎日、気持ちがフラフラしてるんだ。
< 119 / 133 >

この作品をシェア

pagetop