独占欲全開の超イケメン俳優と秘密の同居生活始めます!
「まあ、モデルさんになりたいの?可愛い櫻ちゃんなら絶対になれるわ~」


「櫻ちゃんは…」


「櫻…」


そんなの…


もう言われ慣れてる。


今さら周りに何を言われても、全然…構わない。


櫻は、本当に可愛いんだし。


私は…


痩せ我慢なしに、妹の櫻を大切に思ってる。


だけど…


たぶん、自分が思ってるよりも心は…


デリケートなのかも知れないな。


『雅妃、待たせたな』


そう言って、車に乗り込む亜希斗さん。


『…あの…いつも言ってますけど、いい加減後部座席に座ってもらえませんか?』


『なぜ?』


『なぜって…亜希斗さんは国民的大スターなんですよ!そんな人が助手席に座ってると、かなり目立ちますから…』


『俺は…全然気にしない』


助手席から、大人の男のセクシーな香りが漂う。


亜希斗さんはもちろん知らないだろうけど、私は、これに、毎回クラクラさせられてるんだ。
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