独占欲全開の超イケメン俳優と秘密の同居生活始めます!
1万円を差し出す亜希斗さん。


『あの…まさか、本当に2人で食事するつもりですか?』


『そうだけど』


『ちょっと…そんな簡単に言わないで下さい。そんなことしたら、専務にも怒られます』


『健さんか…まあ、黙ってればバレないから。早く帰ろう。本当にお腹すいてる』


バレないって…


だ、大丈夫じゃないよね…


でも、急かされてあんまり頭が働かないし。


仕方ない…


私は、コンビニに入って2人分の食事を買った。


車で亜希斗さんのマンションに向かいながら、いろいろ考えた。


亜希斗さんは本気で私を部屋に誘ってるの?


それとも…


からかってるのかな?


着いたとたんに「帰れ」って言われたりして…


だとしたら、2人分買ったのがすごく恥ずかしいよ。


『そこの駐車場に入れて』


『え?あそこに?あ、はい』
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