独占欲全開の超イケメン俳優と秘密の同居生活始めます!
こんな私に下心があるとは思ってないけど、でも、この状況はマズいよね。


彼女とか出てきたらどうしようとか、こんなとこに記者がいる訳ないのに、いたらどうしようとか…


頭の中でプチパニックを起こしてる。


『まあ、座ったら?』


亜希斗さんは、ダイニングテーブルの私の分の椅子を引いてから、その反対側に座った。


『あ、悪いけど、先にカレー温めてくれない?レンジはそこ』


『あ、はい。じゃあ、失礼します』


って、なぜ私がここでカレーを温めてるのか…?


ちょっと理解に苦しむけど…


でも、まずは、今日1日NGなしで頑張った亜希斗さんのお腹を満たしてあげたいと思った。


『お待たせしました』


『ありがとう、やっと食べれる。雅妃も食べよ』


『あ、はい…』


私は、とりあえず、椅子に座った。


目の前には、カレーを食べる亜希斗さんがいる。
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