独占欲全開の超イケメン俳優と秘密の同居生活始めます！

『…出来る？』


『ああ…今なら出来る気がするよ…』


健さんは、そのまま俺の方を見ている。


綺麗な、とても澄んだ瞳で…


『俺の好きな人はね…』


『…』


何なんだ…


俺は、健さんのあまりの妖艶さに、思わず息を飲んだ。


『…亜希斗…お前だよ』


え…


健さん…


それは…


健さんの好きな人が、俺…？


その言葉の意味を理解するのに、少し時間がかかった。


俺は…


男性である健さんから、告白された？


甘い囁きのようにつむぎ出されたそのセリフには、低い声なのに、まるで女性のような柔らかさも感じられた。


『…健…さん？』


やっとのことで出た言葉。


『…悪いな…驚かせてしまったよな。わかるよ。男の俺からこんなこと言われても…困るよね』


その言葉の上には、深い切なさのような物が覆いかぶさっていた。


『…すまない。今、ちょっと混乱してる』