独占欲全開の超イケメン俳優と秘密の同居生活始めます!
そして…


亜希斗さんは、ゆっくりと私に顔を近づけた。


嘘…


どうするの?


私の心臓は…


もう、爆発寸前だった。


本当は、もう少しこうしていたいのに…


この心臓の破壊を回避させるには、亜希斗さんを突き飛ばすしかなかった。


だって、息も出来ないくらいだったから…


『すみません、ごめんなさい』


『…雅妃に嫌われたな』


『ち、違います!嫌うなんて…あ、あの、わかりました。私、眼科に行って来ます。コンタクトにして来ますから…』


どうしたんだろ、コンタクトになんかしたくないのに…


この自信ない顔を、亜希斗さんに眼鏡無しで見られたくないのに…


それなのに…


やっぱり、亜希斗さんの言葉や仕草は魔法だよ…


その時、ふと思った。


亜希斗さん…こんなこと、他の誰にでもしてるの?


私をからかって遊んでる?
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