独占欲全開の超イケメン俳優と秘密の同居生活始めます!
『え?…やだ…それ、お世辞?』


大智がそんなこと言うなんて…


『お世辞じゃないよ。似合ってるから似合ってるって言ったんだけど。もっと…早くにそれにしとけば良かったのにな。高校の時とか…』


大智…


『雅妃』


呼ぶ声に振り向くと、亜希斗さんがいた。


『あ、亜希斗さん!お疲れ様です!』


私は、頭を下げた。


『漣さん、お疲れ様です』


大智も言った。


『今日、大智すごく良かった。次がラストだから、最後まで頑張ろう』


『ありがとうございます!漣さんに支えられて、何とか頑張れてます』


大智、何だか立派になった…


昔は2人でふざけ合ったりしてたのに…


大人になった…よね。


今回は、亜希斗さんが大智に演技指導もたくさんしてたし、そのことを大智はずいぶん感謝してるみたいだった。


後輩を一生懸命育てようとする亜希斗さんは、やっぱり素敵だ…


『じゃあ、失礼します』


大智は、そう言って帰って行った。
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