独占欲全開の超イケメン俳優と秘密の同居生活始めます!
『雅妃、行こう』


『は、はい』


周りにスタッフがいなくなった時、亜希斗さんは、私に向かって言った。


『すごく…いい』


駐車場までの真っ暗な道…


亜希斗さんのそのセリフが、私の心にポッと灯りをともした。


『す、すみません…』


『何で謝る?コンタクトにしてって頼んだのは俺なのに』


『そうなんですけど、なんか、まだ全然自信なくて…あんまり顔見られたくないです』


『…前にも言ったけど、自分が自信なくても、俺には…とても良く見える。もっと…雅妃の顔見たい』


ドキッとした。


こんな2人きり、誰もいない夜道で…


亜希斗さんの甘い声だけが、私の耳に入って…


そして、突然、亜希斗さんは歩くのを止めた。


『え…』


『本当に…頑張ったな』


亜希斗さん…?


体が…熱くなる。


私、亜希斗さんに抱きしめられたんだ…
< 73 / 133 >

この作品をシェア

pagetop