独占欲全開の超イケメン俳優と秘密の同居生活始めます!
『断った…?』


『ああ、雅妃に好きなやつがいないって知ったらさ…あいつ、絶対に雅妃に告白すると思ったし…だから…嫌だったんだ。もし、優介がお前に告白したら…』


大智?


嫌だ…


そんな真面目な顔で私を見ないでよ…


『どうしたの?大…智?』


『あの時、優介と雅妃が付き合ってしまうのが怖かったんだ…僕は…もう1年の時からずっと…お前のことが好きだったから…』


『え?』


一瞬たりとも目をそらさず、まっすぐ私を見つめる大智に…


私は、ちょっとドキドキしてしまった。


『好きだったから…って、私だって…大智のことは好きだったよ』


『そんなの友達としてだろ?分かってたよ、雅妃が僕を男としては見てないってこと…』


確かに…


私なんか、誰かを本気で好きになっても振り向いてなんかもらえない…


本当の恋はしちゃいけないって…


自分にそう暗示をかけて、生きて来たから…
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