【クリスマス短編】椎奈のクリスマス大作戦!!!!
「そうだ。プレゼント、用意しておこうっと」
いつでも渡せるように、準備万端にしておこうっと。
どんな反応するか、すごく楽しみ。
ガチャッ
と部屋が空いた。
「しい、ほらココア持ってきたぞ」
「ありがとう‼佐伯くん‼」
「……熱いから気をつけて飲めよ??」
「うん‼わかったぁ」
淹れたてのココアを一口飲むと、お砂糖がたっぷり入っていて、とてもおいしかった。
カラダもココロも、ぜんぶ温まりそうだった。
「……しい」
「なーに??佐伯くん??」
ココアをテーブルに置いて、佐伯くんの方に体を向けた。
そしたら佐伯くんは、わたしの手を握って、優しく優しく、甘いキスを落としてくれた。