【完結】警察官な彼と危険な恋愛白書


 それからというもの、毎日事件はやってきて。

 「川畑!5丁目のコンビニで窃盗事件発生だ!すぐに源さんと現場へ向かってくれ!」

 「はい!了解しました!源さん、行きましょう!」

 急いで捜査車両に乗り込み、現場へと向かった。

 現場までは車で約25分だ。その車内の中で、いきなり源さんが言葉を発した。

 「……川畑」

 「はい?何でしょうか?」

 「彼女、大切にしてやるんだぞ?」

 「えっ!?」

 な、なんで知ってるんだ……!?

 「あれ?お前、彼女出来たんだろ?」

 「な、な、なんで知ってるんですか!?」

 「この前山崎と話してただろ?あれを聞いてしまった」

 「……マジすか」

 あれを聞かれてたのか……。源さんにまで聞かれていたとは、思わなかったけど……。
 
 「まぁ彼女が出来てウキウキなのはいいが、あまり羽目を外すなよ?」
 
 「分かってますよ。てか別に、ウキウキじゃないですし」

 「まぁまぁ、お前はまだ若い。仲良くやれよ?」

< 105 / 257 >

この作品をシェア

pagetop