【完結】警察官な彼と危険な恋愛白書


 「防犯カメラの映像は?」

 「今科捜研で調べてもらっています」

 「そうですか」

 「男はバックに金を詰めさせると、そのまま逃走したようです。その後の行方はまだわかっていません」

 「分かりました。ありがとうございます」

 「川畑、俺たちも周辺を捜索するぞ」

 「はい」

 俺たちも周辺で聞き込み捜査を始めた。コンビニ以外での目撃者がいないか探した。

 「すみません。警察なんですが、少しお話よろしいでしょうか?」

 「はい?」

 「この辺りで不審な男、見てませんか?」

 「不審な男……?あ、もしかして、コンビニ強盗の?」

 「はい。捜査をしています。何か思い当たることなどはありませんか?」

 「思い当たること……。いや、この辺で特に不審な男は見てないわねぇ」
 
 「そうですか。ありがとうございます」

 そして気づいたら、源さんがいつの間にかいなくなっていた。

 源さん、どこ行ったんだよ……!
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