【完結】警察官な彼と危険な恋愛白書
【幸せの日々】
side若葉
【じゃあ駅まで迎えに行くよ。今からだと20分くらいで行けると思うから、駅で待ってて】
裕太さんとご飯……。楽しみだけど、緊張するかも……。
【分かりました】
裕太さんと交際することになってからも、毎日の生活は何にも変わらなくて。
だけど一つ変わったのは、あの時の刑事さんとこうやって交際できることになって……。
名前を下の名前の裕太さんと呼ぶようになって、あたしの生活は少しだけど。変わりつつある。
毎日がより、楽しくなった気がする。前よりも楽しくなった。
そして駅まで歩いて、駅の改札の近くにあるベンチで座って、裕太さんのことを待っていた。
「あれ〜?お姉さんひとり?何してるの〜?」
「え?」
駅で裕太さんのことを待っていた時。知らない男に声をかけられた。
「ひとりなんでしょ?なら俺たちと遊ばない?」
「遊びません!連れを待ってるのでどっか行ってください!」
「いいじゃん!ね?遊ぼうよ!」