【完結】警察官な彼と危険な恋愛白書
side裕太
「若葉さん、美味しかったですね」
「はい。美味しかったです。ごちそうさまでした」
「いえ、気にしないでください」
「本当に、ありがとうございます」
若葉さんと夕飯を食べた後、近くの公園をぶらりと歩いた。
「……あの、若葉さん」
「はい」
「……あの、今度よかったら」
「はい」
「……俺の家に、遊びに来ませんか?」
「え?」
驚いたような顔をして、俺を見つめる若葉さん。
その顔はとても可愛くて、なんだか心がほっこりした。
「いや、その……!今度一緒に、家で映画でも見たいなって……!」
「……あの、いいん、ですか?」
「はい。ぜひ、遊びに来てください。美味しいケーキも、用意しておきますので」
「……ありがとうございます。じゃあ今度、裕太さんの都合がいい時に、遊びに行かせてください」
「はい。ぜひ。来てください」
「はい。じゃあ、約束」
「はい。約束」