【完結】警察官な彼と危険な恋愛白書


 「え?でも」

 「あ、裕太さんの時間が大丈夫だったらでいいですよ?あたしは明日、仕事休みなので……。あ、でも、裕太さんは事件の捜査で忙しいから、明日も早いですよね?」

 これもわがままになっちゃわないかな?って、思ったりはするけど……。

 どうなんだろう……?

 「……いや、見たい。一緒に見てくれるかな?」

 でも裕太さんは一緒に見たいって言ってくれて。すごく嬉しかった。

 「はい。じゃあ見ましょう」
 
 DVDプレーヤーにDVDをセットしたら、自然とふたり隣にくっついていた。

 





 「あ、もう、ヤバイ……泣きそう」

 物語の終わりが近づいて行くうちに、あたしの涙腺は崩壊しそうになってしまって。

 「……うぅっ……」

 最終的には、結局涙腺は崩壊してしまい、泣いてしまった。

 「大丈夫?はい。ティッシュ」

 「ありがとうございます」
 
 裕太さんは優しいから、泣いているあたしにティッシュを渡してくれた。


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