【完結】警察官な彼と危険な恋愛白書
次の日のお昼12時30分。
俺は山崎と一緒にその噂のカフェに並んでいた。
「おい。まだ入れないのか?」
「あともう少しだから」
「……はぁ」
もう並んでから40分も経っているのに、まだカフェの中には入れそうにない。
いつまで待てばいいのか分からないけど、俺はそんなに並ぶのは好きじゃない。
というかもう、飽きた。
「2名様でお待ちの山崎様〜!大変お待たせ致しました!」
「お、呼ぼれたぞ!早く入ろうぜ!」
ようやく名前を呼ばれて、俺たちは一番奥の席に案内された。
「お客様、お待たせしてしまい申し訳ありません。ご注文がお決まりになりましたら、こちらのベルでお呼びください」
「分かりました」
俺たちはメニューを見て、一番人気のフワフワパンケーキ(メープル&バター)とチョコストロベリーパンケーキを注文した。
パンケーキは1つ1つ時間をかけて焼くため、待つ時間も長く感じた。