【完結】警察官な彼と危険な恋愛白書
「とりあえず俺は捜査に加わることは出来ないので、さっきのこと、同僚の山崎に連絡してもいいですか?」
「あ、はい……」
川畑さんは同僚の山崎さんという方に、すぐに連絡をしてさっきのことを話した。
「……頼む。調べてみてくれないか?ああ、よろしく頼む」
電話を切った裕太さんは「山崎に調べてくれるように頼んでおいた」と言ってくれた。
「ありがとうございます」
心配する顔をするあたしに、裕太さんは優しく言ってくれた。
「……大丈夫。きっと山崎と源さんが、きっと犯人を捕まえてくれます」
「はい。……あたし、信じています。裕太さんの同僚の刑事さんが、きっと犯人を逮捕してくれるって。信じていますから」
「……俺の仲間は、みんな正義感の強い刑事たちばかりです。きっと、若葉さんのために一生懸命頑張ってくれるはずです。……それまで、信じて待っていましょう」
裕太さんが力強い言葉でそう言ってくれたから、なんだか安心した。