【完結】警察官な彼と危険な恋愛白書
【事件の解決】
side裕太
その日の夜、俺は家に帰らずに若葉さんの家に泊まることになった。
初めて若葉さんの家に泊まることになって、少し緊張もしていた。
だけどやっぱり、若葉さんのことが心配だったから、そばにいたいと思って。俺から泊まってもいいかと問いかけた。
若葉さんは一瞬驚いていたけど、ニコリと笑って「裕太さんが大丈夫だったら」と言ってくれた。
「裕太さん、夕飯に何か食べたい物とか、ありますか?」
「え?作って頂けるんですか?」
「はい。大したもの作れませんけど……」
「それは嬉しいな。何でもいいのかい?」
「はい」
「そうだな……。じゃあ唐揚げって言っても大丈夫ですか?」
「唐揚げですね?分かりました」
「でも、本当にいいのかい?」
「はい。ちょうど唐揚げ用のお肉も冷凍していたので、唐揚げ作りますね」
「ありがとう。楽しみだよ」
「でも、あまり期待しないでくださいね?」
「分かったよ」