【完結】警察官な彼と危険な恋愛白書
【当たり前の日常】

side若葉



 「いらっしゃいませ〜!お客様、2名様でよろしいですか?」

 「「はい!」」

 「ではお好きな席へどうぞ〜」

 あのコンビニ強盗事件から1ヶ月が経った。あたしはいつもの生活に戻ることが出来て、相変わらずカフェで忙しく働いている。

 その以来、裕太さんはあたしが事件に巻き込まれたりしないか、かなり心配しているようで……。気が気じゃないと言っている。

 とりあえず今は何事もなく、普通の暮らしが出来ているので、それだけでもう幸せを感じる。

 裕太さんは相変わらず事件に追われていて、忙しい毎日を送っている。今はまた厄介な事件を追っているようで、連絡をしても返信はない。

 なのでムリに連絡を取ろうとはせず、そのまま日常が過ぎていく感じだった。

 「すいませーん」

 「はい!お伺い致します!」

 でもドタバタな毎日でも、あたしには十分すぎるくらいに当たり前の日々だけど。楽しくて仕方ないんだ。

 やっぱり普通に働けるって、いいなって思った。


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