【完結】警察官な彼と危険な恋愛白書
「全て合わせて、お会計1900円になります」
「じゃあこれでお願いします」
「はい。では2000円お預かりします。100円とレシートのお返しです。こちらは次回使えるクーポン券となっております」
「ありがとうございます」
「またお待ちしております!ありがとうございました〜!」
こうやってお客さんの笑顔が見れるって、本当に嬉しいし。美味しいとかまた来ますとか言ってもらえると、ここで働いててよかったとさえ思う。
これがあたしの感じる幸福なんだと思う。小さなことも幸せだと思える人生を送りなさいと、学校の先生が言っていたことを思い出した。
今まさにそんな感じだ。そんな人生を送れることは幸せなことなんだと、あの事件を通して、改めて思ってしまった。
「若葉ちゃん!休憩入ってもいいよ?」
「はい。じゃあ行ってきます」
「ゆっくりしておいで」
「ありがとうございます」
あたしは休憩室に入って休憩に入った。