【完結】警察官な彼と危険な恋愛白書
「あたしもです。ここのお料理、すごく美味しいらしくて。あ、一緒に働いてる子が教えてくれたんですけど、なので気になっていて。……今日は裕太さんと来れるの、ずっと楽しみにしていたんです」
「それはよかった。俺も楽しみです」
「はい。お腹すきましたね?」
「ね?俺今日、ずっと捜査だったからクリームパンしか食べてなくて。すごくお腹空いてる」
「あとコーヒー牛乳?」
「いや、今日はカフェオレだよ」
「今日はコーヒー牛乳じゃないんですね」
「今日行ったコンビニにはコーヒー牛乳なかったから、仕方なくカフェオレにしたんだ。本当はコーヒー牛乳がよかったけど」
「そうだったんですね」
「まぁカフェオレも好きだから、いいんだけどね?」
「はい。 さ、何食べますか?」
「俺はそうだなぁ。……あ、ジェノベーゼにしようかな?」
あたしはメニューを見て迷ってしまう。カルボナーラも好きだし、ナポリタンだって好きだし、だけどペペロンチーノも好きだし……。