【完結】警察官な彼と危険な恋愛白書
「ええ。明日の朝、鑑識が周辺を調べるそうだから、あなたも調べてみたら?」
「はい。ありがとうございます、玲美さん」
「どういたしまして〜。あ、そうだ。この男、2年前に暴行事件を起こして逮捕されて、起訴されてるみたいよ?もしかしたら捜査資料が残ってるんじゃない?」
「本当ですか?調べてみます!ありがとうございます」
俺は早速、資料室へと向かい、当時の事件の資料がないかを探した。
「……あった。これか?」
そこには確かに2年前の暴行事件は存在した。確かに2年前、防犯カメラに映っていた男は警察に逮捕され、検察に起訴されていた。
「コイツが、犯人か……」
名前は緒方和真(おがたかずま)。当時23歳。ということは今は、25歳……。
当時の事件のおかけで、緒方の住所も記載されていた。
よし、俺はメモに住所を書き込み、明日山崎と一緒に緒方の家へと行ってみることにした。