【完結】警察官な彼と危険な恋愛白書

side裕太



 若葉さんが生しらす丼を注文している間、俺は席を取っておいた。

 「裕太さん!」

 「若葉さん、ここここ!」

 「裕太さん、席取ってくれてありがとう」

 「いいよ。飲み物お茶持ってきたけど、お茶で大丈夫?」

 「うん。ありがとう」

 二人で向き合いながら席についた。

 「「いただきます」」

 二人でご飯を食べ始めた。若葉さんは美味しいと言って笑っていた。

 「これも美味しい〜」

 「ね、美味しいね」

 「あ、そうだ。裕太さん」

 「ん?」

 「この後13時半から、ペンギンの餌やりタイムがあるみたいなの。よかったら見に行こう?」

 「ペンギンの餌やりかぁ。いいね?見に行こっか?」

 「やった〜。楽しみ!あたし、ペンギン大好きなの〜」

 「そうなんだ?確かに可愛いよね、ペンギン」

 「うん」

 そう嬉しそうに話す若葉さんが本当に可愛くて。今ここで抱きしめたくなってしまった。

 本当に可愛くてたまらない。

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