【完結】警察官な彼と危険な恋愛白書
毎年、この時期になると店長は新しい新作のメニューを生み出す。それはもう毎回、神のように美味しいメニューばかりだ。
そろそろ寒くなってきて、温かいものが恋しい季節になってきたということもあって。季節限定として、温かいものを出すことになりそうだ。
「若葉ちゃん、何かいいアイデアある?」
「そうですね〜。そろそろ寒くなってきて、温かいものが恋しい季節になってきましたし。温かいものがいいと思います」
「温かいものか〜。それもアリだね〜」
「んー……。ハヤシライスとかビーフシチューはけっこうやってる所もあるので、ちょっとアレですかね?」
「そう言われるとそうだね」
「……あっ。これはどうですか?ビーフシチューとハヤシライスを混ぜ合わせるって?」
「え?ビーフシチューとハヤシライスを?」
「はい。ハヤシライスもビーフシチューも、女性はみんな好きですし。あたしもどっちも大好きなので、合わせたらもっと美味しくなるかもしれませんね?」