【完結】警察官な彼と危険な恋愛白書


 「はい。危ないから入らないようにと、ロープを入口に立てていたはずですが……」

 「あの!そのロープはいつまで立ってましたか?」

 「あたしが知る限りだと……。1週間くらい前にはあったと思うけどねぇ……」

 「え?1週間前?」

 「ええ。1週間前にこの近くを通った時には、確かにロープは立ってましたよ?あたし見ましたから、間違いありません」

 「そうですか。……ありがとうございました。ご協力、感謝いたします」

 「いいえ。また何かあったら聞いてね?力になるから」
 
 「ありがとうございます」

 話を聞いた俺たちは、すぐに科捜研に電話した。

 「はい。科捜研です」

 「もしもし玲美さん?俺です!」

 「どうしたの?」

 「あの、その白骨遺体。もしかしたらあそこで殺された訳じゃないかもしれません」

 「え?どういうこと?」
 
 「近隣の人に話を聞いたら、あの現場は1週間前まで入口にロープが貼られていて、中に入れないようになっていたそうなんです」

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