【完結】警察官な彼と危険な恋愛白書
「本当に?」
「それは嬉しいな」
「うん。何か食べたいものある?」
「そうだな。久しぶりに肉じゃがとか食べたいかも」
「肉じゃがか。うん。分かった。肉じゃが作るね?」
「本当?嬉しいな。楽しみ」
「じゃあ買い物して帰らないとだね」
「そうだね」
近くのスーパーに寄って肉じゃがや味噌汁の具材を購入してから、家へと帰った。
家に帰るまでの間、裕太さんはあたしの手をギュッと握りしめてくれていた。温もりが温かくて、この温もりがあたしは大好き。
「ただいま〜」
「お邪魔します」
「どうぞ!」
裕太さんは家の中に入ると、後ろからギュッと抱きしめきた。
「ゆ、裕太さん?」
「さっきからずっとこうしたかったんだ。我慢してた」
「裕太さん……」
「ありがとう。若葉さんパワーもらった。これで明日からまた頑張れるよ」
「ふふふ。それはよかった。すぐにご飯作るので、よかったら先にお風呂どうぞ」