【完結】警察官な彼と危険な恋愛白書

side裕太



 若葉さんがお風呂に入っている間、俺は作ってくれた若葉さんに感謝しながら食器を洗った。

 若葉さんが作ってくれた肉じゃがは味が染みていて、とても美味しかった。愛情がこもっている感じがするし、何よりも優しい味付けだった。

 料理上手な若葉さんが作ってくれる夕飯はいつも美味しい。こんなに美味しい料理を作ってくれる奥さんをもらったら、どれだけ幸せなんだろうかと考えたりする。

 もし結婚するなら、俺は若葉さんとしか考えられない。……若葉さんとだから、結婚したい。

 最近、俺はそう思うようになった。だけど若葉さんはどうだろうか……?

 若葉さんも同じ気持ちだったら、嬉しいなとはと思う。

 「裕太さん、お風呂出ました」

 「若葉さん。ちょうど食器洗い終わった所なんだ」

 「ありがとう。助かったよ」

 「ううん。髪乾かしてきたら?」

 「うん。乾かしてくる」

 「うん。待ってるよ」

 「ありがとう」


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