【完結】警察官な彼と危険な恋愛白書


 髪を乾かしに行った若葉さんを待つこと約10分。若葉さんはお風呂上がりのため、ほんのり赤くなっていた。

 それがまた可愛くて、今すぐにでも抱きしめたいくらいだった。

 「若葉さん、あのね」

 「どうしたの?裕太さん」

 「……若葉さん、抱きたい」

 気が付けばそんなことを口にしていた。無意識だった。

 なんでそんなことを言ってしまったのか、俺も無意識だったからよく覚えていない。だけどギュッと抱きしめたその若葉さんの温もりは温かくて。
 
 「裕太さん……」

 俺の背中に手を回す若葉さんのその腕を掴んで。俺は若葉さんにキスをした。

 「んん……裕太さん……?へっ!?」

 若葉さんをお姫様抱っこして寝室のベッドへと運んだ。そのままベッドの上で乾かしたばかりの髪の毛を撫でながら、若葉さんにキスをした。

 「若葉さん」

 「裕太さん……大好き……」

 「俺も大好きだよ」

 若葉さんの首筋に唇を這わしながら、パジャマのボタンに手を掛けた。

 
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