【完結】警察官な彼と危険な恋愛白書
「はぁっ……ゆっ、たさ……」
「若葉さん……愛してる……」
「あたしも……愛してる……」
お互いに理性が限界を迎えた頃には、お互いに愛してると呟いてベッドの中で絶頂を迎えた。
そしてしばらく、若葉さんの頭を撫でていた。しばらくすると、若葉さんは隣で寝息を立てて静かに眠りだした。
ちょっと無理させてしまったかな……?ごめん。若葉さん。
理性をコントロール出来なくて……。本当に申し訳ない。
若葉さんが眠った後、俺はベッドからそっと抜け出し、水を思いっきり飲んだ。
今も体に、その余韻が残っている。忘れない。あの若葉さんの可愛くて愛おしくて仕方なかった吐息。そしてその柔らかな体温。
若葉さんの仕草や声の全てが、俺にとっては大切な日常になっていくんだなと思った。こんなにも大切にしたいと思った女性は、若葉さんが初めてだった。
刑事としてじゃなく、一人の男として。若葉さんのことを守りたい。ずっとそばにいたい。