【完結】警察官な彼と危険な恋愛白書
「若葉ちゃん!時間だからもう上がって!」
「ありがとうございます!」
「お疲れ様!明日もよろしくね」
「はい。お疲れ様です」
定時になり、あたしは勤怠を押して、ロッカールームで私服に着替えて家に帰った。
そういや、今日の夕飯は何にしようかな?一人で食べる夕飯はなんか虚しくて。こういう時に裕太さんがいてくれたら、美味しいもの作って二人で食べられるのにな〜なんて思ってる自分がいて。
結局あたしは、いつだって裕太さんのことばかりを考えているんだな〜。そんなに裕太さんのことが好きなんだなって素直に思う。
その時。ピロンとスマホが鳴った。メールを開くと、裕太さんからだった。
【若葉さん、よかったら家に来ない?
若葉さんの好きなDVD借りてきたんだ】
えっ、うそっ!見たい!……そうだ。前にあのDVDを一緒に見ようと約束したんだっけ。借りきてくれたなら、ぜひ見たい。