【完結】警察官な彼と危険な恋愛白書

side裕太



 「んっ、んっ……裕太さっ……」

 「はぁっ……若葉さん……」

 「あぁっ……」

 若葉さんの腕が俺の背中に回されると、俺はもう理性を保てなくなる。この腕に抱きついて離れない若葉さんのその体。その吐息。その表情。すべてが俺にとっては特別で。

 若葉さんを抱く時は、いつも理性を保つことが出来ない。若葉さんの色っぽいその表情と、その体。そして吐息ともに漏れる甘い声。

 それはもう俺の理性をかき乱していく。自分の理性を保とうと頑張って奮闘するけど、結局それはムリで……。若葉さんのことが愛おしくて愛しているからこそ、こんなにも抱きたいんだと思う。

 「ゆっ……たさ……ぁっ」

 若葉さんのその理性を一生懸命に保とうとする姿がすごく可愛くて。俺はもう若葉さんのそばから離れることなんて出来ない。……出来るわけがない。

 「若葉さん……もうっ……」

 俺の理性はもう限界をすでに迎えようとしていた。俺は若葉さんの両手を握りしめて、最後に大きく理性を放つようにベッドを揺らした。
 
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