【完結】警察官な彼と危険な恋愛白書
「こーら、動くなって言ってんだろ!!」
取り押さえた男を次々と何台ものパトカーに乗せていく。
「川畑、これで全員か?」
「はい。全員です」
「よし、署に連れてけ!」
「はい」
麻薬の取引が確実に行われた場所では、鑑識が証拠を調べるため隅々と調べ始めた。
おそらく最後に取り押さえた男が、この組織のリーダーで間違いないだろうと、源さんは言っていたのだった。
俺たちは一度署に戻り、連行してきた男たちの取り調べをした。
男たちは全員、取り調べで素直に自供をしたため、後日、そのまま検察へと送検されることになった。
「源さん、報告書書いときました」
「おー!悪いな〜ありがとうな?」
「ちゃんと自分で書いてくださいよ」
「報告書はお前の仕事だろ?じゃ、後よろしくな?お疲れさん」
「あ、源さん……!」
はぁ〜源さんいつも報告書書くの、俺にパスするんだもん。やめてほしい……。