【完結】警察官な彼と危険な恋愛白書

side若葉


 

 「いらっしゃいませ〜。……あ、刑事……さん?」

 「こんにちは、笹木さん」
 
 「あ、こんにちは。……あの、今日は、おひとりですか?」

 「はい。……割引券、期限が今日まで、だったので」
 
 「え?あ、それ……」

 「使わないともったいないかな、って思って」
 
 「……はい。こちらの席にどうぞ」

 「ありがとう。……今日はパンケーキじゃないんだけど、いいかな?」

 「はい。大丈夫です。パンケーキ以外にも、メニューありますから。ご注文お決まりになりましたら、お呼びください」

 「ありがとう」

 「……若葉さん、もしかして、あそこの席の人って、もしかして?」

 「刑事さんだよ。ひったくり犯捕まえてくれた」

 「ええ〜!でもでも、かなりイケメンですよね?!あの刑事さん!」

 「ま、まぁ、そうだけど……」

 「若葉さん、あの刑事さんと付き合っちゃえばいいのに〜。お似合いだと思いますよ?」


 
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