【完結】警察官な彼と危険な恋愛白書
ます俺たちは、被害者の交友関係から捜査を始めた。
そしてしばらく聞き込みをしていた時。
「川畑!被害者には恋人がいたことが分かったぞ!」
と山崎から連絡が入った。
「本当か?」
「ああ!その恋人と、事件の前の日に口論をしていた所を、近所に目撃されていた」
「そうか」
「俺は今からその恋人に会いに行ってくる。お前はどうする?」
「あ、じゃあ俺も一緒に行くわ」
「了解」
俺はその後、山崎と合流して被害者の恋人に会いに行った。
ピーンポーン
「……はい?」
「すみません、警察です」
「え?警察?」
「少しお話聞かせていただけますか?」
「……は、はい」
被害者の恋人だというその女性の名前は、藤田茉美(ふじたまみ)24歳。
被害者とは同じ職場で知り合って、交際に発展したそうだ。
「……あの、お話って、何でしょうか?」