【完結】警察官な彼と危険な恋愛白書
【警察官は、立派な仕事です】
side若葉
「店長、買い出し行ってきますね!」
「ああ、よろしく頼むよ。ついでに休憩取ってきていいから」
「本当ですか?ありがとうございます。行ってきます」
「気をつけてな〜」
「はい」
店長に買い出しを頼まれたあたしは、特売で安くなっている電車に乗って2駅のドラッグストアとスーパーへと買い出しに出かけた。
近くに行ってもいいんだけど、どうせなら安くて買い込める日に買いに行った方がいいから、店長の許可で買い出しに向かった。
そして電車を降りて駅の改札を出た時。
ドンッと誰かぶつかってきた衝撃で、あたしは転んでしまって……。
「いったぁ……!?」
あーあ……あの時と同じで、また膝をケガしてしまった。
「ちょっと、待ちなさいよ……!!」
ぶつかって来た男は、謝りもせずにそのまま走って行ってしまった。
「こら待て!柳田……!え?大丈夫ですか?」
「はい。大丈夫です……」