【完結】警察官な彼と危険な恋愛白書


 「……あの、行かなくていいんですか?」

 「大丈夫だよ。みんなで捜査してるから。俺も後から合流すると伝えたから」

 「で、でも……」

 「気にすることはないよ、笹木さん。俺が笹木さんを誘ったんだから」

 「……あ、はい」

 「所で、笹木さんハーブティーは好きかな?」
 
 「え?ハーブティー、ですか?」

 「うん。ハーブティー、好き?」

 「はい。好きです、ハーブティー」

 「そう?良かった。今から行く所、俺の行きつけのカフェなんだけど、ハーブティーが有名なんだ。色んな香りのハーブティーがあって、味だけじゃなくて、香りも楽しめるんだ」

 「へぇ〜!そうなんですか?それは楽しみです」

 「喜んでもらえると、嬉しいんだけどね」

 「どんな感じなのか、とても気になります」

 「カフェと言っても、ハーブティーの専門店なんだけどね」

 「ハーブティーの専門店?」

 「そう。1年丸々を通して飲めるものや、季節限定のハーブティーなどもあるんだ」


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