【完結】警察官な彼と危険な恋愛白書


 「笹木さん、今日の気分は?」
 
 「へっ?今日の気分、ですか?」

 「うん。今日はどんな気分のお茶にする?」

 「そうですね。……少し緊張しているので、緊張が和らぐような、そんなお茶がいいです」

 「じゃあリラックス効果のあるお茶にしよう。笹木さん、寝付きはいい方?」

 「寝付き、ですか?うーん……確かに前に比べると、少し寝付きが悪いかもしれません。最近、なんだか眠りが浅い気がします」
  
 「そっか。体調の方はどう?どこか痛い所とかある?」

 「痛い所……強いて言うなら、膝ですかね?」

 「あ、そっか。膝は痛いよね?ごめんね」
 
 「いえ!でも他には特に……」

 「そっか。じゃあ笹木さんにオススメのお茶は、ラベンダーカモミールティー」

 「ラベンダーカモミール?」

 「そう。眠りが浅いって言ってたしね。それにリラックス効果があるから、少し落ち着くと思うよ?」

 「あ、じゃあ、それで……」




 

 
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