【完結】警察官な彼と危険な恋愛白書


 そんな話をしていた時、頼んだお茶が運ばれてきた。
 
 テーブルから香る優しさと温もりのある香り。

 これがハーブティーなのか。

 「………うわ、すごくいい香りです」

 「そうでしょ?心休まるいい香りだよね?」
 
 「……確かに。すごく落ち着く香りがします」

 「そうだよね?温かいうちに飲んでみて?お口に合うかは分からないけど……」

 「はい。……じゃあ遠慮なく。いただきます」
 
 「どうぞ」

 ティーポットから注がれたティーカップに優しく口をつけた。

 「……ん、美味しい」

 「そうでしょ?」

 「はい。香りはしっかりとラベンダーの香りがするのに、味はほんのりカモミールの風味で、とても優しい味がします。口当たりが爽やかな感じなので、とても落ち着きます」

 「そう?良かったよ」

 「……美味しい。初めて飲みました。こんなに美味しいハーブティー」

 「喜んでもらえて良かった。ほら、女の子はハーブティーとか好きかな?って思って」

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