【完結】警察官な彼と危険な恋愛白書

 
 「ありがとうございます」
 
 「ただし、他の押収品には触らないこと。いいわね?」
 
 「はい。ありがとうございます」

 「防犯カメラの映像、手分けして確認しよう」

 「ああ」

 俺と山崎は、手分けして事件当時、いくつかあったその防犯カメラの映像を細かくチェックすることにした。







 「山崎、何か見つかったか?」

 「いや、こっちは何も。そっちは?」

 「こっちも今のとこ、収穫なしだ」

 「……川畑、押収した場所の防犯カメラは、ここにあるだけか?」

 「え?そうだと思うけど?」

 「なぁ川畑。これだけ映像を見ても、何も手がかりがないってことは。……もしかして他の場所で、防犯カメラの見落としがあるかもしれないよな?」

 「……確かに。その可能性はあるな」

 「他に防犯カメラがなかったか、調べてみるか」

 「そうだな。行こう」

 俺と山崎は、もう一度現場付近へ戻り、防犯カメラの見落としがないかを確認することにした。



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