【完結】警察官な彼と危険な恋愛白書
「そうだな。だが、さっき押収した防犯カメラの映像に何か手がかりになるものが写っていることを期待するしかないな」
「ああ。とにかくこの映像、急いで科捜研に持ってて調べてもらおう」
「ああ。そうしよう」
俺たちは再度署に戻り、科捜研に防犯カメラの映像を調べてもらうように依頼した。
その間俺たちは、出前を取り、遅めの昼食を済ませることにした。
「そういや、お前さ」
出前のそばを食べながら、山崎が口を開いた。
「ん?何だよ?」
「あの子と、まだ会ってんの?」
「あの子って?」
「あのカフェの、店員さんだよ。笹木さんだっけ?」
「……何でそんなこと聞くんだよ?」
「別に?なんとなく?」
「……笹木さんとは連絡を取ってるよ。たまにだけどな」
「え!?マジ?」
「何だよ?お前が聞いてきたんだろ?」
「あ、そうなんだけどさ。え、連絡取ってるってことは、付き合ってるってこと?」