【完結】警察官な彼と危険な恋愛白書


 「……いや、付き合ってるとかではない。何回か食事したり、お茶したりしてるだけだよ」

 「マジ?お前ら、いつの間にそんな関係になってたのかよ?」

 「勘違いするな。この前また彼女にケガさせてしまったから、そのお詫びで会っただけだ」

 「マジか!えっ、何?お前まさか、あの子のこと好きなのか?」

 「違う!そんなんじゃない!……なんでそうなるんだよ」

 「違うのか?だってそういうのって、好きな女性にするものだろ?」

 「……俺は刑事として、彼女のことを心配してるだけだよ。2回も犯人にケガさせられてるんだ。かわいそうだろ?」

 「本当にそれだけなのか?」
 
 「は?どういう意味だ?」

 「だって、お前がケガしただけの女性に、そこまで優しくする必要があるのか?……俺からしたら、それは刑事としてというより、一人の゛男゛として彼女に優しくしてる気がするけどな〜」

 「……何言ってるんだ。そんなことはない」

 「本当か?」

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