【完結】警察官な彼と危険な恋愛白書
「お待たせ致しました!季節のフルーツとカスタードクリームのパンケーキになります。伝票失礼致します」
そして気が付いたら、時間はもう午後の4時10分前になっていた。
「え〜もうこんな時間?……どうりでクタクタな訳だ」
「お疲れ様、若葉ちゃん。休憩行ってきていいよ?」
「ありがとうございます。店長」
「いつも悪いね〜休憩回せなくて」
「いえ、気にしないでください。行ってきます」
休憩に入るため、休憩室へと戻った。そしてテレビをつけると、ニュースで昨日の事件について進展があったようで、早速流れていた。
「……あの事件の犯人、捕まったんだ」
そのニュースを見て、咄嗟に川畑さんのことを思いだした。
そういえば川畑さん、この事件の犯人を捕まえたら、連絡してくれるって言ってたような気がする。
……どうしてそこまでしてくれるのか分からないけど、妙に気になる存在なんだよね、川畑さん。