【完結】警察官な彼と危険な恋愛白書
side若葉
「ただいま〜……」
家に帰って、ソファにうなだれるように座ったら、さっきの出来事のことを思い出してしまって。
本当に恥ずかしさだけが残ってしまった。
「……え?」
「……笹木さんが悪いんだよ。俺に急にあんなこと、するから」
「あ、す、すいません……!本当に、あのなんて謝ったらいいか……!」
「謝らないでいいよ。……別にビックリしただけで、イヤだった訳じゃないから」
「……え?」
「その、なんていうか……ちょっとビックリしただけだから、そんなに気にしなくても大丈夫だよ?」
「……はい。ありがとうございます」
「笹木さん」
「はい……?」
「また何かあったら、俺を頼ってください。俺がいつでも話聞きますよ。……俺はどんな時も、笹木さんの味方ですので」
「……はい。ありがとうございます」
「ストレス溜めると、辛くなります。時々、吐き出すことも大事ですよ?」