【完結】警察官な彼と危険な恋愛白書


 しかも2回目は、刑事さんからしてくれて……。だけど本当に、優しいキスだった。

 「ああ〜……」

 ダメだ。なんかもうさっきから、刑事さんのことばかり考えてしまうよ……。

 さっきのキスが、頭から離れない。そして抱きしめてくれたあの温もりも。
 
 全て頭に焼き付いていて、離れない。

 さっきから胸がドキドキして、鼓動が早くなるのが分かった。

 ドクンドクン……と、鼓動が波打つ。

 「あ〜なんでもう、あんなことしちゃったんだろう……」
 
 刑事さんにいきなりキスしてしまうなんて、やってしまった……。

 だけどさっきから胸がずっとドキドキしていて、鼓動が早くなっていくのが分かる。

 どうしてこんなにも、ドキドキするのか。その答えを見つけ出すのは、簡単だった。

 「……あたし、もしかして」

 そうだ。あたしはもしかして、彼のことが好きなんだ……。

 気が付いたら、いつの間にか、あたしは彼に恋をしていたんだ……。


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