【完結】警察官な彼と危険な恋愛白書
「お、いたいた!川畑!源さんが呼んでるぞ!」
「源さんが?」
「ああ、お前のこと探してたぞ?」
「分かりました。ありがとうございます」
「源さん、たぶん資料保管庫にいると思うぞ?」
「ありがとうございます」
源さんを探すため、資料室保管庫へと向かった。
「失礼します。源さん?川畑ですけど?」
「おー川畑、こっちだ!」
「源さん、どうしました?」
「お前のことが言ってた20年前の通り魔殺人って、この事件のことか?」
源さんは資料を見せてくれた。
「……あ、これです」
「しかしなんで急に、そんな昔の事件の資料が見たいなんて、言い出したんだ?」
「……ちょっと、知りたいことがあって」
「そうか。まぁ読んだら、ちゃんと元に戻しておけよ?」
「はい。ありがとうございます、源さん」
「はいよ」
源さんは、資料保管庫から出ていった。そしてその資料に目を通した。