【完結】モンスター撲滅委員会

「ほらよ」


カウンターごしに

目の前に差しだされたのは、パフェだった。


フルーツがふんだんに乗っている。


えっ。


ママからのサプライズ?

カイくんからのプレゼント?


なんてこともなく

出す席、間違えてません……?


となりにいるカイくんの顔をチラッと見ると、ニコニコしていた。


「わたし……頼んでません、よ?」

「お前の主人からだ」


そうなの!?

って、当たり前のようにわたしの主人って言われるのちょっと抵抗あるんですが。


「そよちゃんと僕には。友情なんかに負けない絆があるよ」

「カイくん……?」

「それ食べて元気出して」


ペットは、家族同然のものだとも考えられる。


すなわち友情をもこえる繋がり。


ハッ……

これはファミリーって証のパフェですか。


わたし、ついに

仲間として歓迎してもらえ……?


「大切にしようよ。主従関係っていう。僕からしか切れない、浅い絆を」


悪魔。

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