【完結】モンスター撲滅委員会
カイくんに肩に手をまわされる。
く、苦しい。
「ちょっと。帰るならオッサン一人で帰りなよ」
今日はショウくんの家に遊びに来ている。
「勝手についてきて、オレらの邪魔して。連れて帰るってどうなの」
勉強を教わる会だったのに、ほとんど進まなかったなあ。
「僕のペット貸し出してあげたんだ。文句言うならもう連れてこないよ?」
「レンタル料払うから置いてって」
「別に僕。金に困ってないしなあ」
また2人でオモチャ奪い合うみたいなことしてるけど、わたしの意見は聞かないのかなー。
「キミ、すっかり盛りのついたオスだから。2人きりにするのは避けたいし~」
んん?
「余裕ないんだな。オッサン」
「ははは。もう忘れたのかな。僕に人生変えてもらったこと」
「それはそれ。これはこれ」