イケメン生徒会長の甘くて危険な溺愛
「まあまあ。あ、そういえば、もうちょっとで野外活動じゃん、楽しみだね」
きょうちゃんが私をなだめながら言った。
私はぱっと気分が明るくなる。
そうだ、レクリエーションしたり、外でご飯作ったり…。
控えめに言ってもすごく楽しみだな。
なんといっても、久しぶりに会長から解放されてリラックスして過ごせる、貴重な1日。
「きょうちゃん、私、今までになくこういうイベント、楽しみにしてるかも」
「あんた相当、苦労してんね…」
「ああ、楽しみだなあ。1日、校外だもんねえ」
しみじみ言う私に、2人は肩をすくめた。